バレエクラス, ブログ

’17 コンクールを終えて

写真 H29-03-28 21 03 57s先日、「全国バレエコンクール in 八王子」に参加してきました。28日はプレコンクール部門。小1〜小6までの参加者100人近くで競います。30日は児童II部門。小4、5の参加者100人近くで競います。昨年も、同じコンクールに出しましたが、昨年より参加者が増えた様に感じます。当スタジオの参加者から3人、入賞入選する事が出来ました。でも大切なのは結果ではありません。

テクニック重視になりがちなコンクールですが、私はとにかく踊りとしての仕上がりに重きを置いて指導して参りました。振りにいかに自分らしさ、想いを乗せて作品に仕上げるか…。小学生の部門だからと言って妥協して見てはくれません。どう踊りたいか、どう見せたいか、足りないところは私のエッセンスを目立たない様に加えあくまでも彼女達の年齢相当の作品に仕上げていく作業を繰り返しました。本番が近くなるにつれ、やはりテクニックに不安を感じ、ちょっと時間があると必死にテクニックの練習をし始めました。そこにハマると苦しくなるのは経験上知っているので(テクニックの練習はもっと前にすべき!)気持ちをそらす為に本番1週間前にレッスンを数回コンテンポラリーダンスの内容に変えました。コンテのレッスンは、カタチにとらわれず自由な表現をテーマにしているので、まず生徒たちの動きを尊重します。同じ振りを与えても色んな表現が出てきてとても興味深かったです。クラシックにはカタチがあるでも正解はない。だから、コンテのレッスンでカタチにとらわれやすいクラシックダンサーを、自由に解放しようという試みでうまく作用した子もいました。どう出たかは別として意外とみんなが楽しんでくれたので良かった〜。

あの手この手で彼女達を持ち上げて来ましたが、見えて来た事がありました。まだ10歳位の子供達は肉体的にも精神的にも未完成な訳で、面白いなぁと思ったのは、ご両親との関係性でその子の特質があるのだなぁと言う事。例えば、躾に厳しくこうしなさい!をたくさん言われてる子は、正解を探しがち。これで良い?とビクビクします。例えば、お母様が明るく、日々笑って楽しく過ごせてる子は、問題に向き合わず誤魔化してしまう傾向がある。ひとりっ子でのびのび育てられてる子は、何に関してものびのびしてしまい友達との上下関係を作るのが下手。自立を促されて育ってる子は、ある意味自分をしっかり持っていて自己が確立しているのですがなかなか人の注意が入らない。お母様が教師との距離間を遠く取る場合、子供も同じ傾向があります。親のスポ根で育てられてると子供も負けず嫌いの心を持ってたり、親の子への理想が強い場合その子の意志が見えにくかったり、まあ長所は短所的な面がたくさんあるということです。それがいけないと言いたいのではなく、そう言った違う傾向のある子達、つまり足りないものが違う子達にどの様に、足りないものを気付かせ補わせるかが、実は課題でした。その為の秘策がコンテのレッスンでもありました。

その特質は不思議なモノで後天的に変わっては行く可能性を秘めてます。将来、絶対やり抜きたい負けたくないと言う壁にぶつかった時、その特質を変えないと勝てなくなってくるからです。コンクールもその壁の1つ。その特質ある時は生かし、ある時は打破して乗り越えられるようになるまでにはまだ時間が掛かりそうでしたが、そうやって成長していく彼女達を見れるのは楽しみでもあります。

コンクールに出ると、将来バレエダンサーになりたいと思ってる子達もたくさん出てます。だから、将来バレエをどうやって続けたいのか考え答えを出そうとする子が出てきます。まだ10歳位でその答えを出さなくても良い。心を強くするために、とにかく夢中に頑張ってみてください。

 

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Posted on 2017-04-03 | Posted in バレエクラス, ブログ | Comments Closed