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くるみ割り人形の製作日記

10周年の発表会のくるみ割り人形の製作に取り掛かって1ヶ月近く経ちました。私の頭の中にあるものを、形にしていく作業は楽しくもあり骨が折れる作業でもあります。

くるみ割り人形は、子供の時からいろんな役で出演してきた作品で、とても馴染みのある作品だからと少しなめてました。構成を考えるべく、いろんなバレエ団のくるみ割り人形を端から夜な夜な見始めました。

「・・・」

なんと、1幕の演出がカンパニーによって全然違う。「そもそも、一幕ってどんなシーンで何を見せてけばいいの?」という疑問から始まり、最終的には「つうかぁ、なんで突然くるみ割り人形が出てくるのよ? by ブラックYUKO」といきなり構成の段階での壁にぶつかりました。「私ってば、この作品を全く理解してない。ああ、先入観てなんて怖い」と気付かされ。。。しばし反省。しかし反省してる場合ではない。考えなくては。トイレの床を磨きながら、一週間くらい考えました。

  • ドロッセルマイヤーの人物像
  • くるみ割り人形の意味
  • ネズミとくるみ割り人形が戦う意味
  • クララがお菓子の国へ導かれる意味
  • ドロッセルマイヤーがなぜクララをお菓子の国へ連れて行ったのか?

その解釈が様々だという事が見えてきました。

例えば、ロイヤルバレエ団のくるみ割り人形は、この私の疑問に全て答えを出してくれる作品でした。ドロッセルマイヤーは凄い発明家で以前ネズミ捕りを開発しネズミの数を減らすのに一役買ったことがありました。それに腹を立てたネズミの王様がドロッセルマイヤーの甥のハンスを人形に変えてしまいます。それがくるみ割り人形。ここからは白鳥の湖や眠れる森の美女とかぶりますが、くるみ割り人形に変えられてしまったハンスを心から愛してくれる女の子が現れると、ハンスは人間の姿に戻れる。そのために、ドロッセルマイヤーはクララにくるみ割り人形に気を持たせるように仕組んでいくというのが一幕の設定。

ただ、これだと少しテーマが重すぎるのではないかなと、おそらくそんな深い意味のある作品ではなく、誰もがクリスマスに楽しめる作品が「くるみ割り人形」がポプュラーになった理由だと思うんですよね。ドロッセルマイヤーもおそらく、クリスマスパーティーで雇われた普通のマジシャン。そんな設定で一幕の構成を考えました。出来上がりを楽しみにしていてください。

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Posted on 2017-12-08 | Posted in ブログ | Comments Closed